
海外旅行保険、入らなきゃなぁ。
「Nomad Insurance」っていうのがあるらしいけど、運営会社はどこなの?
料金は安いみたいだけど、日本の保険会社の方がいいのかなぁ。
今回はSafetyWing (セーフティウイング) 社の運営する「Nomad Insurance」の加入を考えている方に向け、メリット・デメリット、申込方法と治療を受けた時の使い方について、日本語で解説します。
海外をフラフラし始めて2年目ですが、
— もえこ@ダナン🇻🇳 東南アジアでノマド生活 (@moeko_nomad) December 28, 2022
保険は「SafetyWing」社のノマド保険に入ってます🪶🌏
■ 世界中で対応
■ どの国も料金固定(月6,000円ほど)
■ すでに海外にいても申込OK
■ 勝手に継続してくれる(364日まで)
■ Web完結
など。あと一時帰国時も対応らしい🇯🇵超柔軟で好き

-海外ノマド2年目-
私も実際に、SafetyWingの「Nomad Insurance」に加入しています。
その経験を元にお話しします!
SafetyWingとはどんな会社?

SafetyWingとは、アメリカのサンフランシスコに本社を置く会社。
メンバーも「計10のタイムゾーン」に分散しているという、完全リモート組織。人数は約100名です。
- Remote Health insurance(リモート健康保険)
- Remote Doctor(リモートドクター)
- Remote Pensions(リモート年金)
などのグローバルなサービスを開発しており、世界中のリモート企業、リモートワーカー、ノマドのための「初のグローバルセーフティネット」を構築します。
東京海上日動のグループ会社である「Tokio Marine HCC」をパートナーとして、保険を販売しているようです。

-海外ノマド2年目-
「ノマド」や「リモートワーカー」のための、
時代の風潮に合った会社ですね!
SafetyWingの「Nomad Insurance」とは?

Nomad Insuranceは、世界中の「デジタルノマド」や「リモートワーカー」のために作られたもの。
海外滞在中の医療保険のニーズに対応する、海外旅行医療保険です。
✔︎ 渡航先からでも加入できる
ノマド保険は「出発前」または「海外旅行中」のどの時点でも加入することができます。
✔︎ 料金は固定で、複数国に対応
1つの保険で「複数の国」に対応しているので、毎回保険を国に合わせたり、申込内容を変える必要がありません。これさえあれば複数の国を旅行することができ、「継続的」に保険に加入できます。
✔︎ 一時帰国もカバー
90日間以上の海外滞在後であれば、最大30日間(米国在住者の場合は15日間)の短期間の帰国を補償してくれます。

-海外ノマド2年目-
海外旅行保険 = 事前に国を選んで、見積もり出して…
というイメージだったけど、1つの保険で手間なく継続できるのか。革命的!
「Nomad Insurance」「Remote Health」2つの違い

現在、SafetyWingの保険には「Nomad Insurance」と「Remote Health」の2種類があります。
- Nomad Insurance(ノマド保険)は、あくまでも「旅行用医療保険」とされています。
自国では医療保険に加入しているが、旅行中に海外で保険が必要なデジタルノマドのために作られたものです。 - Remote Health(リモートヘルス)は、旅行中のノマドやリモートワーカー、また駐在員として一箇所に留まっている人、母国にいる人のための「総合的な医療保険」とされています。
条件は以下の通り。
Nomad Insurance | Remote Health | |
---|---|---|
自国外でのグローバル補償 | ○ | ○ |
自国での補償 | ○* | ○ |
COVID-19 | ○ | ○ |
がん | – | ○ |
既往症 | – | ○** |
短期契約 | ○ | -*** |
旅行関連保険(旅行の中断・受託手荷物の紛失など) | ○ | – |
**既往症の承認が必要。特定の病状は除外となり、契約が断られる場合があります。
***月払いも可能ですが、契約単位は年契約となります。
大きな差異としては、「がん」や「既往症(一部の病気は例外あり)」の適応の有無ですね。
さらに歯の治療や、眼科検診、健康診断とワクチン(コロナワクチンは除く)も加わります。
一応、ノマドやリモートワーカーは「Remote Health」がおすすめされています。
ご年配や健康に不安がある方、完全に海外に移住するような場合には、健康診断も受けられる「Remote Health」を視野に入れたいところです。
*詳しくはサイトをご覧ください。
*尚、Remote Healthは現在リリース前のようです。
「Nomad Insurance」のメリット・デメリット
メリット
- 「低価格」で保険に加入できる
- 「渡航先」でも、いつでも申込・解約ができる
- 「国」や「期間」を跨ぐたびに、手続きをする必要がない
- 「オンライン」ですぐに申し込める
デメリット
- サイトが英語
- 「免責額が250USD」なので、一部自己負担になる
*免責額とは、例えば1,000USDの治療だった場合、免責額の250USDは自分が負担し、750USDの補償を受けることになります。
*ただし1回ごとではなく、364日以内であればトータルで換算してくれます。

-海外ノマド2年目-
ちょっとした怪我とかは自己負担になりそうですね。
ただ、海外での数十万、数百万かかる事故・病気も想定して、入っておきたいです!
SafetyWingの保険はどんな人に向いている?

SafetyWingの保険は、こういった方におすすめだと思います。
- 海外ノマドワーカー・リモートワーカーの方
- 留学生の方
- ワーホリの方
- 移住者の方
- これから海外旅行をする方
- 既に海外現地に居て、今から保険に入りたい方
単に海外旅行保険としても利用できますし、日本を離れてしばらく海外に滞在する方で、「保険をどうしようか」と考えている方にはピッタリかと思います。
中長期的な海外滞在には特におすすめ!
「Nomad Insurance」の料金と支払いシステム
SafetyWingの運営する「Nomad Insurance」の料金は、驚くかもですが…
4週間で42USD(18〜39歳の場合)です。

つまり、日本円で 6,000円前後。
日本の他の保険と比べると、圧倒的に価格が安いです。
申し込みは5日〜可能です。
ある程度の長期間(数ヶ月など)滞在する方や、私みたいに日本帰国の見通しがない方は継続契約が良いと思います。最大364日間、自動的に継続してくれます。

私も当初申し込んでから入り続けていますが、面倒な手続きなく、快適です。
「気付いたら保険が切れてた!」とかもなく、助かる!(経験あり)
解約方法は単純で、サイトからすぐに出来るので、怪しくないところも好印象です。
支払いは、クレジットカードが使えます。
「Nomad Insurance」の申込方法
申し込みは、こちらのWebサイト上(英語)から簡単に7ステップで行えます。

① 左下の「Sign me up (サインアップ) 」を押す
初めてログインする場合は、メールアドレスとパスワードで登録します。

②「Start Date (開始日) 」を選択する
必要な場合は「End Date (終了日) 」、
アメリカに渡航予定がある場合は「Optional add-ons (追加オプション)」にもチェックを入れます。

③「Phone Number (電話番号)」
「Gender (性別)」
「Beneficiary (死亡時に補償を受け取る方の名前)」を入力する

④「Destination (目的地)」を選択する
(これから渡航予定の国を、複数選択できます)

⑤ 同伴者が一緒に保険に申し込む場合は、その方の情報を入力する
(一人の場合は「I am traveling solo」を選択)

⑥ 情報を確認し、ミスがなければ「My profile information is accurate (私の入力情報は正しいです)」をチェック →「Move to payment (支払いへ進む)」を押す

⑦ クレジットカード情報と、居住地の住所を入力する
クレジットカードに紐づいた住所なので、日本の住所になると思います。(後から変更可能)


→ 「Confirm Payment (支払い確認)」を押して、申し込み完了です!
マイページで詳細が確認できるようになるはずです。
治療を受けた際の保険の使い方
病院にかかる場合は、後から書類を提出し、支払いを受けることになります。
手続きの流れは以下の通りです。
- 請求書と書類を提出する
医療保険請求の場合、Webサイトのチャットもしくはメール(support@safetywing.com)から、以下の書類を添付します。
(a)「診断書」(症状、診断、治療が記載された医師の診断書)
(b) 支払い内容を記した「請求書」
(c)「支払い証明書」または「領収書」 - 確認メールを受け取る
請求処理中の確認メールが届くまで、最長で「3営業日」かかります。 - 手続き開始
請求は「45日以内」に処理される予定とのことです。 - 払い戻しを受ける
承認さると、オンライン送金で銀行口座に払い戻しを受けることができます。
*免責金額の250USDを下回り、今回が初めての申請の場合は、認証期間(最大364日間)の間に申請額が合計250USDを上回るまで、払い戻しは行われません。
まとめ

今回は、海外に中長期滞在する方におすすめの、海外旅行医療保険について解説しました。
海外での「予期せぬ出来事」に備えつつ、安全な旅になることを願います!
