【ベトナムってどんな国？】食事・物価・治安は？｜2週間滞在してみた（注意点もあり！）

そんな方に向け、東南アジアで旅暮らし中の私が、
他国と比べた「ベトナム」の魅力や特徴をお伝えします。

読んだ後には、「ベトナムを旅する情景」が浮かんでいるはずです！

ベトナムってどんな国？

ベトナムの国土は縦に長く、首都のハノイ、ホーチミン、ダナン、ホイアンなど、観光地として有名な都市が複数あります。各地域で文化や特徴が異なり、それぞれの魅力的な文化や美しい風景に出会うことができます。

宗教は90%以上が、日本と同じ「仏教徒」。
宗教的な食事の制限（肉・お酒など）はありません。

フランスの植民地になった時代があることから、西洋の文化を受け継いでいる面も。
フランスパンを使ったアジア風サンドイッチ『バインミー』などの料理も有名です。

食事は？

ベトナムのローカル料理

ベトナム料理といえば「フォー」や「生春巻き」を想像するのではないでしょうか。

私も以前はそんなイメージを持っており、薄味で麺・米などの炭水化物が多い印象でした。
また、濃い味派なので「口に合うかな…」という心配もありました。

ですが、ベトナムにはそれ以外にも様々な料理があります！

ブンチャー（甘じょっぱいつけ麺）

ブンチャーはハノイ名物で、お肉入りのつけ麺。

素麺のような麺と、沢山のハーブと、ニンニク、唐辛子を入れて食べます。

また、一緒に売っている揚げ春巻きも最高です！

バインセオ（米粉入りのオムレツ）

バインセオは、一見オムレツのように見えるベトナム料理。

中にはもやしやお肉、シーフードなどが入っていて、野菜と一緒に包んでソースにつけて頂きます。

ライスペーパーに包むものと、卵自体に米粉が入って皮が硬めのものがあるみたいです。

バインミー（ベトナム風サンドイッチ）

ベトナムといえばバインミー！

少し歩けば必ず屋台で売っています。

値段も30円〜と激安で、しかも美味しい！

カオラウ（ベトナム風 米粉のカレーうどん）

カオラウは、ホイアン名物として知られます。

麺は米粉で出来ていますが、うどんのように太く、
チャーシューのようなお肉、野菜、パリパリに上げたものなどが入っています。

スープはカレーのような風味ですが、カレーうどんとは別物。
食べて初めて分かる「ベトナムの味」という感じです！！

ホワイトローズ（海老の蒸し餃子）

これもホイアン名物。

ライスペーパーで海老のすり身が包まれた、蒸し餃子のような感じです。

甘酸っぱいソースとの相性が良く、無限に食べたくなります！

白い薔薇のように見えるので『ホワイトローズ』と名付けられています。

コムガー（チキンライス）

コムガーは、ベトナム風チキンライス。これもホイアン名物。

チキンライスはタイやシンガポール、マレーシアでも有名ですが、ベトナムの『コムガー』は一味違います。

ご飯はターメリックで色付けされていることが多いです。玉ねぎなどが乗っているのも特徴的です！

中華系の麺

今回はハノイとホイアンだったというのもありますが、ローカルフードを食べる機会が多かったです。

他の国や都市に比べると、日本食や西洋料理のお店に出会うことは少ないかもしれません。

（参考）
・ベトナム全体の日本食料理店｜2022年
　約2,500店舗（ホーチミン：約1,180店舗、ハノイ：約530店舗、ダナン：約130店舗）
・タイ全体の日本食料理店｜2021年
　約4,300店舗（バンコク：約2,000店舗）

（引用元）JETROより
https://www.jetro.go.jp/ext_images/_Marketing/2022/marketing_basicinfo_Vietnam_2022.pdf
https://www.jetro.go.jp/ext_images/thailand/food/JapaneseRestaurantsSurvey2021JP.pdf

ベトナムコーヒー

ベトナムコーヒーも有名で、オープンなローカルカフェが沢山あります。

＊作業には適さないことも多いですが！

• ココナッツコーヒー（ココナッツスムージー + ベトナムコーヒー）
• ヨーグルトコーヒー（ヨーグルト + ベトナムコーヒー）
• エッグコーヒー（卵入りの泡立ちコーヒー）
• アボカドコーヒー（アボカドスムージー + ベトナムコーヒー）
• 塩コーヒー（塩入りの泡立ちコーヒー）

こんな感じで意外なものも多いですが…これが合うんです！
ベトナムコーヒーは甘い香りのエスプレッソのような感じです。

物価は？

ベトナムの通貨『ドン』

まず、ベトナムの通貨は『ドン』。

現在だと、1円 = 0.0057ドン。

• 1,000ドン = 5.7円
• 10,000ドン = 57円
• 100,000ドン = 570円

と、0が沢山付きます。

慣れるまでが計算が難しく、それを利用して「桁を増やして請求される」など、ぼったくりの被害に遭うこともあるようです。

計算方法は、

という感じです。

円安なので、6がけで見ておいた方が安心ですね。

（例）50,000ドンの場合 → 50 × 6 = 300円弱

物価

物価は大体このようなイメージです。

• バインミー：30~200円
• 普通の屋台飯：150~300円
• 客引き系屋台飯：1,000~2,500円
• 500mlの水：25円〜
• スパ・マッサージ：2,000円〜
• ネイル：1,500円〜

屋台飯など、ローカルのお店が多いので、全体的に物価が安く、食費は抑えられます。

ただ、マッサージやネイルはそんなに安くなく、観光客向けの価格になっている印象です。

ベトナムはローカル価格は安いですが、客引きなどが多く、観光客からはしっかりお金をとっているように感じました。

治安は？

客引き・ぼったくりが多い

「客引き」自体を仕事にして働いている人が多く、観光客はかなり目をつけられます。

という話も聞きました。

確かに、英語や日本語堪能なお姉さん・お兄さんが、上手にセールスをしてきます。

乗せられてついて行くと大体

という状況になります。

毎回話を聞くわけにもいかず、「No, thank you」とスマイルしてもしつこく付いて来がちなので、スルーする技を身に付けざるをえない感じがしました…！

バイクの交通量がかなり多く、道も狭く、危ない

ベトナムは、噂に上がる通りで、本当にバイクの量が凄いです！

ベトナム人は慣れていますが、人の横スレスレを通るので、日本人は危険に感じることも多いかもしれません。

事故に合わないようにしっかりと注意が必要です！

危険な目に遭うことはある？

他の地域に比べると、若干治安が悪い印象があります。

これまで訪れた都市の中でも、観光客として見られる（悪くいうと狙われる）視線を感じました…！

ホテルのお姉さんからも「スリには気をつけてね」と言われ、さらに一人旅だったので、警戒しながら旅をしていました。交通の面でも注意が必要なので、常に気を張っていたなと感じます。

あと、フルーツを売っていた女性に「写真撮って」と声をかけられ、応じたところ、最終的に高値で買う羽目に。その際、果物をむくナイフを手に持っていたので、少し怖い思いもしました…！

ベトナムはノマドに向いている？

都市にもよりますが、「ハノイ」・「ホイアン」に関しては、あまりノマドには向かないかもしれません！

どちらかというと、観光向きかなと感じました。

例えば1ヶ月間「暮らす」ようなイメージで滞在するとしても、外に出ると観光客として扱われます。それが私は少し「Too much」に感じてしまいました。

作業ができるようなカフェは、見つけるのが大変です。
文化的に、外の浅めのベンチに座って、数十分話しながら飲んで帰るようなカフェが多いです。

ダナンやホーチミンは「ノマドに向いてる」「都会」というのを耳にするので、次回はその2都市も訪れてみたいと思います！

まとめ

ここまで色々な意見を述べてきましたが、観光地として人気を集めるベトナム。
やはり魅力的な文化が目立ち、各都市で出会える美しく歴史的な景色には、度々感動します。

特にホイアンの街並みは、本当に綺麗で感動しました！

バイクなどの交通量が多く、少し危険に感じることもあるかもしれません。
ですが、しっかり注意して動くことさえ慣れれば、「東南アジアらしさ」「ローカル感」を楽しむことができます！

「ベトナムに興味がある！」「美味しい料理や景色、ベトナムの文化を体験したい！」と思った方は、是非訪れてみてください！